ゲーミングモニターの消費電力・電気代ガイド|比較【2026年版】
ゲーミングモニターの消費電力は画面サイズ・パネル種別・輝度設定で大きく変わります。IPS・VA・OLED・MiniLEDそれぞれの電力の傾向、電気代の計算式と月額・年額の目安、輝度やECOモードを使った節電のコツまで、購入前に知りたい点を具体例つきで整理しました。
目次
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大画面や高リフレッシュレートの機種に買い替えたら、電気代はどれくらい上がるのでしょうか?ゲーミングモニターの消費電力は、24〜27インチのIPS機を標準輝度で使うなら25〜40W前後、32インチ以上の4K・MiniLED機なら60〜90W前後が目安です。 40Wの機種を1日5時間使った場合の電気代は1ヶ月で約186円、80Wの大型機でも約372円にとどまります。この記事では、パネルの種類ごとに電力が変わる理由、電気代の計算方法、購入後にできる節電の設定を順に説明します。
ゲーミングモニターの消費電力は画面サイズとパネル種別で変わる
| 分類 | 画面サイズ・種別 | 標準輝度時の目安 | 最大輝度時の目安 |
|---|---|---|---|
| コンパクト機 | 23.8〜24.5インチ FHD・IPS/TN | 20〜30W | 35〜45W |
| ミドルレンジ機 | 27インチ QHD・IPS/VA | 30〜40W | 45〜60W |
| 大型4K機 | 31.5〜32インチ 4K・IPS/VA | 45〜60W | 65〜85W |
| MiniLED機 | 27〜32インチ 4K・MiniLED | 50〜70W | 80〜100W超 |
| OLED機 | 26.5〜32インチ QHD/4K・OLED | 表示内容により変動(30〜80W) | HDR時100W超も |
上の表は、メーカー公表値とRTings.comの測定データをもとにした一般的な目安です。同じ画面サイズでも、輝度設定や接続機器(USBハブ経由の給電など)によって数値は変わります。正確な値は各製品の仕様書か、RTings.comのレビューページで確認してください。

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コンパクト機の例では、¥15,980で買えるKOORUI G2511P(24.5インチFHD・Fast IPS)が標準輝度で30W前後に収まります。電気代を抑えたい人の最初の1台として選びやすいモデルです。
なぜパネル種別によって消費電力が変わるのか
違いを生むのは「光をどう作るか」です。液晶は背面のライトで光を作り、OLEDは画素そのものが光ります。
| パネル | 発光のしくみ | 電力が増える場面 | 電力が減る場面 |
|---|---|---|---|
| IPS・VA・TN | バックライトが常に点灯 | 輝度を上げたとき・画面が大きいとき | 輝度を下げたとき |
| MiniLED | 細かいゾーンごとにバックライトを制御 | 明るいシーン・HDR | 暗いシーン(ゾーンを消灯) |
| OLED | 画素が自ら発光 | 白背景・HDRの高輝度シーン | 黒の多い画面・ダークテーマ |
IPS・VA・TNはバックライトが常時点灯する
IPS・VA・TNの液晶は自分では光らず、背面のバックライト(LED)の光を透かして映像を出します。そのためバックライトの明るさが、そのまま画面全体の電力になります。 輝度を下げれば電力も下がり、画面が大きくなるほどバックライトの面積と個数が増えるので、画面サイズと電力はおおむね比例します。
MiniLEDはゾーン数が多いほど電力が増えやすい
MiniLEDは、バックライトを細かいゾーンに分けて明るさを部分ごとに変える技術(ローカルディミング)です。暗いシーンではゾーンを消灯できるので、理屈のうえでは省電力になります。ただ、明るいシーンやHDRでは多数のゾーンが同時に点灯するため、通常のIPS/VAより電力は高くなりがちです。
OLEDは表示内容で電力が大きく上下する
OLEDは画素そのものが光る自発光方式で、黒を表示する画素は完全に消灯して電力を使いません。暗いシーンの多いゲームやダークテーマのアプリでは液晶より少ない電力で済みます。一方、白背景のブラウザやHDRの明るいシーンでは液晶を上回ることがあります。OLEDの電力は「どれだけ明るい画面を平均して映しているか」で決まると考えてください。
ゲーミングモニターの電気代の計算方法
電気代は次の式で概算できます。
消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電力量料金単価(円/kWh) = 電気代
電力量料金単価を31円/kWh、1日5時間使うとして計算すると、40Wの標準的なモニターと80Wを想定した大型4K・MiniLED機の差は次のとおりです。
| 条件 | 40Wのモニター | 80Wの大型4K・MiniLED機 |
|---|---|---|
| 1日あたり | 約6.2円(40W ÷ 1000 × 5h × 31円) | ー |
| 1ヶ月(30日)あたり | 約186円 | 約372円 |
| 1年あたり | 約2,260円 | 約4,500円 |
年間の差額は2,000円強です。モニター本体の価格差と比べれば小さい金額ですが、何年も使うことを考えると無視はできません。
電力量料金単価は、契約している電力会社やプランで変わります。正確な金額を知りたいときは、検針票や電力会社のマイページに載っている単価で計算し直してください。
節電設定のコツ
効果の大きい順に並べると次の3つです。
| 設定 | 変える場所 | 効果 |
|---|---|---|
| 輝度を下げる | OSDメニューの輝度(Brightness) | 最も大きい |
| ECOモード・省電力モード | OSDメニューのプリセット | 輝度・コントラスト・バックライトをまとめて下げる |
| スリープまでの時間を短くする | モニターの電源設定 | 離席中や使っていない時間の電力を減らす |
輝度を下げるのが最も効く
OSDメニューの輝度設定は、電力に最も大きく影響する項目です。多くのモニターは初期設定で輝度70〜100%になっていますが、室内の照明の下なら50〜70%でも十分に見えます。ゲーム中の見やすさを損なわない範囲まで下げてみてください。
ECOモード・省電力モードを使う
多くのゲーミングモニターは、OSDメニューに「ECO」「省電力」「Low Blue Light」といった名前のプリセットを持っています。輝度・コントラスト・バックライトを一度に省電力寄りへ切り替えてくれるので、細かい調整が面倒ならまずこのモードを試すのが手早い方法です。
スリープと電源オフのタイミングを見直す
多くのモニターは、入力信号が一定時間ないと自動でスリープに入ります。この待機時間は設定で変えられる機種があります。離席が長くなりがちなら待機時間を短くし、使い終わったら電源ボタンで切る習慣をつけると待機電力を減らせます。
一部の格安モデルは、スタンバイ時の待機電力が公称値より高い場合があります。長く使わないときは、背面にあることの多い主電源スイッチで完全に切るか、電源タップのスイッチで物理的に遮断するのが確実です。
電気代を重視するならどのパネルを選ぶか
ここでの推奨は、上で紹介したメーカー公表値とRTings.comの測定データにもとづく参考値です。電力を最も抑えやすいのはコンパクトなIPS機で、24.5インチ・FHD・IPSクラスなら標準輝度で30W前後に収まることが多く、長時間使っても電気代の負担は小さくなります。

KOORUI ゲーミングモニター 24.5インチ FHD 200Hz 1ms HDR400 Fast IPSパネル Adaptive Sync HDMI/DP/VESA対応 ブルーライト低減 フリッカーフリー G2511P
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¥15,980のKOORUI G2511Pのような24.5インチIPS機は、バックライトの面積が小さいぶん標準輝度での電力も低めです。パネルごとの画質や応答速度の違いは IPS vs VA vs TN パネル比較ガイド で解説しています。
映像の美しさや高いコントラストを優先するなら、MiniLEDやOLEDも候補に入ります。

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32インチ4K QD-MiniLEDのINNOCN GA32V1M MAX(¥107,820)のような大型機は、2304ゾーンのローカルディミングを持ちます。明るいシーンでは、コンパクト機の2倍近い電力を使うこともあります。それでも年間の電気代の差は数千円程度に収まることが多いため、画質の向上と比べて判断するのが現実的です。MiniLED機は MiniLEDゲーミングモニターおすすめ、OLED機は 4K OLEDゲーミングモニターおすすめ で比較しています。
省電力重視ならコンパクトIPS機もチェック
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※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
複数台構成でのゲーミングモニターの消費電力と電気代
配信や作業のためにメインとサブの2台を並べている場合、電気代は台数分だけ単純に増えます。24.5インチ機(各30W)を2台、1日8時間使うと、1ヶ月の電力量料金は次のように概算できます。
| 構成 | 計算式 | 1ヶ月あたり |
|---|---|---|
| 24.5インチ機×2台(合計60W)・1日8時間 | 60W ÷ 1000 × 8h × 31円 × 30日 | 約446円 |
1台ぶんの負担は小さくても、複数台を長時間動かす環境では年間5,000円を超えることもあります。マルチディスプレイを組むなら、サブ側だけでも輝度とECOモードを見直しておくと全体の電気代を抑えられます。配置や接続の考え方は デュアルモニターゲーミングセットアップガイド にまとめています。
電気代とパネル選びでよくある質問
ゲーミングモニターの消費電力の目安はどれくらいですか?
24〜27インチのFHD/WQHD・IPSパネルを標準輝度で使うなら25〜40W前後、32インチ以上の4K・MiniLED機なら60〜90W前後が目安です。画面が大きく、輝度が高いほど電力は増えます。
ゲーミングモニターを1日使うと電気代はいくらかかりますか?
40Wのモニターを1日5時間、1kWhあたり31円で計算すると1日約6.2円、1ヶ月で約186円です。高輝度のMiniLED機や大画面の4K機では、この1.5〜2倍程度になることもあります。
OLEDパネルは液晶より消費電力が少ないですか?
表示内容しだいです。OLEDは黒い画素を消灯できるので暗い画面では電力が少なく済みますが、白い背景やHDRの明るい場面では液晶より多く電力を使う場合があります。
モニターの消費電力を抑える設定はありますか?
輝度を下げる、OSDメニューのECOモード(省電力モード)を有効にする、スリープまでの待機時間を短くする、の3つが効果的です。なかでも輝度の影響が大きく、100%から70%程度に下げるだけでも差が出ます。
ゲーミングモニターの電気代は輝度とパネル選びで決まる
ゲーミングモニターの消費電力は「画面サイズ」「パネル種別」「輝度設定」の3つで決まります。
- 電気代を最優先するなら、24〜24.5インチのコンパクトなIPS機
- コントラストや映像美を優先するなら、MiniLED機(明るい場面では電力が増える)
- OLEDは、暗い画面が多ければ省電力、明るい画面が多ければ高めになる
大型・高輝度のモデルに買い替えても、電気代の差は年間数千円程度に収まることが多く、決め手は画質やスペックになるのが普通です。長時間使う環境なら、輝度設定とECOモードで日々の電力を抑えておきましょう。
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