HDMI2.1・VRR・4K120Hzが出ない原因|PS5設定ガイド【2026年版】
PS5やXbox Series Xで4K60Hzしか出ない・VRRが効かないといったトラブルの原因と対策を解説。HDMI2.1ケーブルの規格とモニター側ポート仕様の確認方法、帯域制限された「HDMI2.1対応」の落とし穴、PS5本体の設定手順、購入前チェックリスト7項目まで、つまずきやすいポイントを順に確認できます。
目次
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PS5の映像出力設定を開いても「120Hz」がグレーアウトして選べない。箱には「HDMI 2.1対応」と書いてあるのに、PS5で4K 120Hzが出ない。この症状の原因は、ほとんどが ケーブル・挿したポート・画面側のHDMI設定 のどれかにあります。
PS5本体の設定を見直すのは、この3つを確かめてからで十分です。この記事では原因を確認する順番に並べ、そのあとでHDMI 2.1とVRRの仕組み、買い替えるときのチェックリストを解説します。
まず確認:4K 120HzにはHDMI 2.1が必須
PS5・Xbox Series Xの4K 120Hz出力に必要な帯域幅は約48Gbpsです。HDMI 2.0の最大帯域は18Gbpsなので、4K 120Hzは伝送できません。モニターとケーブルの両方がHDMI 2.1に対応していることが前提条件です。
PS5で4K120Hzが出ないときに確認する順番
上から順に確かめると、原因を最短で絞り込めます。
| 順番 | 確認する場所 | よくある状態 | 対処 |
|---|---|---|---|
| 1 | HDMIケーブル | テレビやPCで使っていたPremium High Speed以下のケーブルを流用している | PS5同梱のケーブルに差し替える |
| 2 | モニターの入力端子 | HDMI 2.0側のポートに挿している | 背面の表記を見て、HDMI 2.1のポートに挿し直す |
| 3 | モニターのOSD設定 | 「HDMI 2.1 モード」などの帯域切り替え項目がオフ | OSDメニューでオンにする |
| 4 | PS5本体の設定 | 解像度・リフレッシュレート・VRRが初期値のまま | 下の手順で4K・120Hz・VRRを設定する |
| 5 | モニター本体の仕様 | 帯域が48Gbps未満、またはHDMI 2.1非対応 | 設定では直らないため買い替えを検討する |
1〜4を試しても直らない場合は、表示機器そのものが4K 120Hzを受け付けない可能性が高くなります。その場合は下のチェックリストで仕様を確かめてください。条件を満たすモデルの仕様は、先にここで確認できます。
HDMI 2.1・VRR対応モデルの仕様を先に見ておく
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PS5で4K120Hz・VRRを有効にする設定手順
メニューをたどるだけの作業ですが、つまずきやすいのは手順1と手順5です。HDMI 2.1ポートが1つしかない製品は多く、空いているポートに何となく挿すとHDMI 2.0側につながります。そのままでは、本体設定をいくら見直しても4K 120Hzの選択肢が出てきません。
- Ultra High Speed HDMIケーブルでPS5とモニターのHDMI 2.1ポートを接続(モニター背面の端子表記を見て、HDMI 2.1と書かれている側に挿す)
- PS5本体設定 →「映像出力」→「解像度」→「4K」に設定
- 「リフレッシュレート」→「120Hz」に設定
- 「HDR」→「HDRビデオをオンにする」を選択
- 「VRR」→「オン」に設定
設定が終わったら「映像出力情報」画面を開き、解像度・リフレッシュレート・VRRが意図どおりに表示されているかを確認します。
「120Hz」が選べないときはケーブルとポートを先に疑う
「映像出力情報」にHDMI 2.1と表示されない、または「120Hz」がグレーアウトしている場合は、本体設定より先にケーブルとポートを確認するのが近道です。PS5と表示側がともにHDMI 2.1対応でも、間のケーブルがPremium High Speed止まりなら、PS5は4K 60Hzまでしか受け付けません。
手持ちのケーブルを流用しているなら、PS5同梱のケーブルに差し替えて同じ症状が出るかを見てください。同梱ケーブルで120Hzが選べるようになれば、原因はケーブルです。
ケーブルとポートに問題がなければ、OSDメニューを確認します。「HDMI Ultra HD Deep Color」「HDMI 2.1 モード」のように帯域を切り替える項目がある機種もあります。この項目がオフのままだと、HDMI 2.1対応ポートでも4K 60Hz相当で動作します。
4K 120Hz非対応のゲームもある
PS5の4K 120Hz対応はゲームタイトルごとに異なります。本体を正しく設定しても、一部のゲームは4K 60HzまたはQHD 120Hzで動作します。遊びたいタイトルの公式仕様を事前に確認してください。
HDMI2.1ケーブルの確認方法
4K 120Hzを確実に伝送するには、「Ultra High Speed HDMI」認証ケーブルが必要です。見た目は同じでも、ケーブルの種別によって運べる帯域が大きく違います。
| ケーブル種別 | 最大帯域 | 4K 120Hz | VRR |
|---|---|---|---|
| Standard HDMI | 4.95Gbps | × | × |
| High Speed HDMI | 10.2Gbps | × | × |
| Premium High Speed HDMI | 18Gbps | △(4K 60Hzまで) | × |
| Ultra High Speed HDMI | 48Gbps | ◎ | ◎ |
見分ける手がかりは、ケーブル本体かパッケージに印字された「ULTRA HIGH SPEED」のロゴです。PS5とXbox Series Xの同梱ケーブルは、どちらもUltra High Speed HDMIに対応しています。
「HDMI 2.1対応」モニターでも4K120Hzが出ない落とし穴
ケーブルとPS5の設定が正しくても、製品側の仕様で4K 120Hzが出ないことがあります。「HDMI 2.1対応」という表記だけでは判断できない点が3つあります。
落とし穴1:HDMI 2.1ポートが1つしかない
「HDMI 2.1 × 1、HDMI 2.0 × 1」という端子構成の製品は多くあります。PS5とXbox Series Xを同時につなぐと、どちらか一方はHDMI 2.0接続になり、4K 120Hzを使えません。
対策:複数のコンソールをつなぐなら、HDMI 2.1ポートを複数備えた製品を選びます。もう1つの入力をDisplayPortでつなぐPC用に回す方法もあります。
落とし穴2:帯域幅を制限した「HDMI 2.1」
「HDMI 2.1規格」のポートを載せながら、帯域幅を最大32Gbps程度に制限している製品もあります。この場合、4K 120HzやVRRが動かないことがあります。
対策:仕様書で、HDMI 2.1の帯域幅が48Gbpsと明記されているかを確認します。
落とし穴3:ケーブルがボトルネックになる
本体と表示側がHDMI 2.1対応でも、ケーブルがHDMI 2.0以下なら4K 120Hzは安定して伝送できません。上のケーブル表で、手元のケーブルの種別を確かめてください。
HDMI 2.1とHDMI 2.0の違い
| 規格 | 最大帯域幅 | 対応する最大解像度・Hz |
|---|---|---|
| HDMI 2.0 | 18Gbps | 4K 60Hz / QHD 144Hz / FHD 240Hz |
| HDMI 2.1 | 48Gbps | 4K 120Hz / 8K 30Hz / QHD 240Hz |
HDMI 2.1の帯域幅はHDMI 2.0の2.6倍以上です。4K 120Hzに加えて、可変リフレッシュレート(VRR) と Auto Low Latency Mode(ALLM) もHDMIの規格としてサポートしています。
ALLMとは
ALLMは、ゲーム機の接続を検知すると表示側を自動で低遅延モードに切り替える機能です。PS5・Xbox Series Xともに対応しています。HDMI 2.1接続では映像処理を最小限に抑え、入力遅延を自動で減らします。
HDMI2.1のVRRが効かないときに見るPS5とXboxの違い
| 機能 | PS5 | Xbox Series X | Xbox Series S |
|---|---|---|---|
| 4K 120Hz | ◎(HDMI 2.1必須) | ◎(HDMI 2.1必須) | ×(最大1440p/120Hz) |
| VRR(可変リフレッシュレート) | ◎(2022年アップデート以降) | ◎(標準対応) | ◎ |
| ALLM(自動低遅延モード) | ◎ | ◎ | ◎ |
| 対応VRR規格 | HDMI Forum VRR | FreeSync Premium / HDMI Forum VRR | FreeSync Premium / HDMI Forum VRR |
PS5のVRRはゲーム側の対応が要る:PS5のVRRは全タイトルで自動的に効くわけではありません。本体設定の「映像出力→VRR」をオンにしたうえで、VRR出力に対応したゲームでだけ有効になります。
XboxはFreeSync Premium対応モニターで安定する:Xbox Series XのVRRは、FreeSync Premium対応の製品で最も安定して動作します。G-Sync Compatible対応の製品でも動く場合はありますが、動作保証はモニターによって異なります。
Xbox Series X/S向けの対応状況とおすすめ機種は、Xbox Series X/S向けゲーミングモニターおすすめで詳しく解説しています。
モニター購入前チェックリスト(7項目)
買い替えるなら、次の7項目を仕様書で確認してください。
- HDMI 2.1ポートが搭載されているか(HDMI 2.1 × 1以上)
- HDMI 2.1の帯域幅が48Gbpsか(32Gbps制限モデルに注意)
- VRR対応規格の確認(FreeSync Premium / FreeSync Premium Pro / G-Sync Compatible)
- PS5を使う場合:HDMI Forum VRR または FreeSync Premium Proが望ましい
- Xbox Series Xを使う場合:FreeSync Premium以上
- 4K解像度対応か(FHD・QHDモニターでは4K出力を活かせない)
- リフレッシュレートが120Hz以上か(4K 120Hzを活かすため)
- ALLM(Auto Low Latency Mode)対応か
- Ultra High Speed HDMIケーブルの用意(PS5・Xbox付属品は対応済み)
最初の1台は、7項目をすべて満たす4K・HDMI 2.1モデルから選ぶのが確実です。現在の価格は下のリンクから確認できます。
チェックリストを満たすHDMI 2.1モデルを確認する
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チェックリストを満たすモニターの例
仕様書のどこを見れば7項目を確認できるのか分かりにくいときは、条件を満たす1台を基準にすると早く判断できます。ここでは本記事の条件をひととおり満たすモデルを1つだけ挙げます。

LG UltraGear 27G810A-B 27インチ/4K/IPS/DisplayHDR 400/VESA Dual Mode(4K@180Hz/FHD@360Hz)
VESA Dual Mode対応で4K@180HzとFHD@360Hzを切り替えられる革新的な4Kゲーミングモニター。PS5・Xbox Series X対応でコンソールゲーマーにも最適。
- 27インチ 4K / IPS / 4K@180Hz または FHD@360Hz(VESA Dual Mode)
- HDMI 2.1対応でPS5・Xbox Series X 4K/120Hz対応
- DisplayHDR 400 / G-Sync Compatible
- LG 3年保証(パネル含む)
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LG UltraGear 27G810A-B は、27インチ 4K IPS・HDMI 2.1対応のモデルです。メーカー公称ではPS5・Xbox Series Xの4K/120Hzに対応し、PC接続時はVESA Dual Modeで4K@180HzとFHD@360Hzを切り替えられます。VRRはG-Sync Compatible、HDRはDisplayHDR 400です。
チェックリストに当てはめると、仕様表に次の4点がすべて明記されています。
- HDMI 2.1ポートあり
- 4K解像度
- 120Hz以上
- VRR対応規格(G-Sync Compatible)
逆に、この4点のどれかが仕様表に書かれていない製品は、店頭やレビューの「PS5対応」という表現だけでは判断できません。
製品を横並びで比べたい場合
本記事は規格の理解と設定トラブルの解決に絞っています。価格帯・パネル・サイズ別に全機種のランキングを比較したい場合は、PS5・Xbox対応ゲーミングモニターおすすめをご覧ください。
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